南アルプス市は、9月補正予算案を公表した。主なものでは市有財産等管理事業に3168万円、市内保育所補修事業に2865万6000円、道路新設改良事業(単独)に1305万7000円、小学校施設設備整備事業(単独)に1079万1000円、防災行政無線設備整備事業に466万9000円を盛り込んだ。
このほか、南アルプスIC新産業拠点整備事業に8204万4000円、社会体育施設維持管理事業に1207万8000円、伊奈ヶ湖周辺再整備事業に237万8000円、木造住宅耐震診断事業に138万2000円を計上した。
このうちの市有財産等管理事業は、小笠原地内にある老人ホームの跡地において、既存する擁壁に傾きが見られるため改修するもの。設計業務は新都市設計が担当して策定した。
市内保育所補修事業は、鮎沢地内に既存する大明保育所の給湯器等修繕工事を進めるもの。既存の給湯器が壊れた状態にあるため復旧させる。このほか太陽光パワーコンディショナーの更新や、園児の安全対策としてウッドデッキのテラス天井修繕、傷みが見られる室内の床を直す費用に充てる。
道路新設改良事業(単独)は、若草1級1号線に位置する寺部交差点の供用開始に伴い、安全性確保のための灯具の付け替えと照明灯設置工事を行う。
小学校施設設備整備事業(単独)は、小笠原小学校職員用駐車場の整備費に充当するもの。事業規模は510㎡。
防災行政無線設備整備事業は、県道12号韮崎南アルプス中央線の道路工事に伴い、既存する防災無線の移設に充当する。対象は有野北新田防災行政無線の1基を予定している。
南アルプスIC新産業拠点整備事業は、十日市場地内のfumotto南アルプス地域交流エリアと同場所周辺への電気供給のための工事負担金などに充当する。
社会体育施設維持管理事業は、櫛形総合体育館に備わる移動式バスケットゴールが故障したため、手動油圧式のゴール1対を新規に購入するもの。
伊奈ヶ湖周辺再整備事業は、櫛形山および伊奈ヶ湖周辺保全活用基本構想に基づいて、民間活力の導入に向けたサウンディング型市場調査などを進めていく。
木造住宅耐震診断事業は、昭和56年以前に着工した個人住宅の耐震診断事業において、本年度当初に計上した予算を上回る申請があったため事業費を追加したもの。