県上信自動車道建設事務所は、整備を進めている吾妻東バイパスについて、東吾妻町川戸地内で深沢橋上部工架設工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。設計はエイト日本技術開発(東京都中野区)がまとめた。下部工は南波建設(東吾妻町)が施工している。
工事は、飲食店志げ乃家(川戸1466-6)から南へ進んだ付近の深沢川で行う。深沢橋は橋長36m、幅員10・5mの単純PCコンポ桁橋。
上部工は架設桁架設工法で建設する。同地区は狭あいな渓谷となっており、クレーン車が入れないために門型の桁を両脇に仮設して桁をかける。
主桁は4本。工場で5分割して制作する。桁長35・8m、鋼重は内桁96t、外桁97tとなっている。床版の面積は368㎡、鉄筋23・7tとコンクリート量90立方mを用いて整備する。また、支承工としてゴム支承8基を設置する。高欄は壁高欄となっており、鉄筋量4・3tとコンクリート量13立方mを使用する。
なお、同橋梁前後の道路改良工事については、既に公告されており、9月19日に開札を予定している。
吾妻東バイパスは、植栗・中之条インターチェンジから厚田インターチェンジまでを結ぶ、延長約6400m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始、29年度の完了を目指している。