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茨城県筑西市

筑西市補正案/跨線橋 継続費15億/玉戸一本松線を整備/121m区間、関鉄へ委託

2024/08/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 筑西市は27日、2024年度一般会計補正予算案(第3号)を公表した。建設関係の主な事業では、玉戸・一本松線整備事業費(跨線橋工事負担金)として、5カ年継続費15億7300万円を設定。関東鉄道常総線に架かる跨線橋工事を関東鉄道(土浦市)に委託する。道路維持補修事業では、事業費3億1000万円を充て、市道損傷個所の舗装など維持補修、修繕を行っていく。

 玉戸・一本松線整備事業では、5カ年継続費15億7300万円を設定。年割額が、24年度1億1190万円、25年度2億6110万円、26年度1000万円、27年度3億5700万円、28年度8億3300万円となる。跨線橋区間工事について関東鉄道に委託し、関東鉄道が工事を発注して進めていく。

 跨線橋区間が延長約121・5m。建設予定地は一本松地内の八幡台踏切付近となる。玉戸・一本松線の全体延長は2030mで、すでに500mにおいて供用開始している。一本松地内から玉戸地内を結ぶ幹線道路であり、国道50号と国道294号をつなぐ。

 跨線橋区間のほか、大谷川に架かる渡河橋区間延長約54m、擁壁整備区間総延長約354mなどを見込んでいる。

 道路維持補修事業においては、事業費3億1000万円を計上。工事費の内訳が、道路維持補修工事費1億6300万円、道路修繕工事費5000万円となる。市内全域において、舗装の傷みが激しい部分の小規模補修、修繕工事を実施する。

 駐車場維持管理事業では、工事費2750万円を充て丙地内の下館駅東駐車場、駐輪場の解体を実施する。駐車場、駐輪場の規模は3943㎡で借地。駐車場にある構造物や駐輪場屋根などを解体し、地権者へ用地返還する。

 そのほか、放課後児童クラブ施設整備工事費396万4000円を計上。

 また、市商業地域空き店舗等活用補助金156万8000円、小学校施設環境整備改修工事設計委託費297万円などを盛り込んだ。

 補正額9億862万8000円として、補正後総額が491億9081万円となる。

跨線橋建設予定地の八幡台踏切付近(一本松地内)

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