県中部農業事務所渋川農村整備センターは、農村地域防災減災事業(特定農業用管水路特別対策)として行う滝ノ沢地区の農業用管路更新工事2件を9月に指名競争入札で発注する。当初予算で6600万円を確保している。設計は黒岩測量設計事務所(前橋市)が手掛けた。
主要地方道前橋伊香保線の北側に位置し、東西に広がる滝ノ沢地区のうち、主要地方道高崎渋川線バイパスの東側で現在、勝野建設(吉岡町)が管路工事を実施している箇所の下流部分で、第三調整池を起点に延長340mの管路工を行う。路線の交差点付近を境に上流側延長140m、下流側延長200mに分割し発注する。塩化ビニール管φ250㎜、φ300㎜、φ450㎜を使用する。工期はそれぞれ6カ月を見込んでいる。
同地区での整備は、明治用水の第1および第2、第3調整池を利用した農業用水の配管が対象。区域内にはφ250㎜~φ450㎜の石綿セメント管が布設されており、φ250㎜~φ450㎜の塩化ビニール管に布設替えを行う。全体計画は延長2500m、総事業費は3億4100万円を見込む。事業完了は2026年度を目指している。
今後は、同地区の東側の延長160mで布設替えを計画しており、予算状況により24年度にも工事を発注したい考え。