記事

事業者
茨城県常陸大宮市

9月に3路線発注/駅周辺市道整備/都計道は12月

2024/08/31 日本工業経済新聞(茨城版)

 常陸大宮市は、駅周辺整備事業を進めている。本年度は主要道路整備として工事4件を発注する。対象は、市道10181号線、市道10178号線、市道10195号線、都市計画道路常陸大宮駅西口通り線の4路線。市道3路線については9月中の発注を予定し、都市計画道路に関しては12月ごろの発注を計画している。

 市道10181号線(上野町)は、全体計画延長209・7m、計画幅員は10・5m。今回は1工区(延長40m)において道路改良舗装工事を発注し、年度内完了を目指して進めていく。工事箇所は、サンキ常陸大宮店の付近。

 市道10178号線(上町)については、全体計画延長240・4m、計画幅員4m。現道(幅員約3m)を拡幅する。直営で設計をしており、常陽銀行常陸大宮支店側を起点として整備をしていく。

 市道10195号線(南町)に関しては、山田文具店大宮店側を起点に、整備の全体計画延長342mで側溝整備、片側歩道整備、道路拡幅を進めていく。現道幅員約3mから9mに拡幅していく計画だ。歩道幅員は2mを想定。年度内に完了させる予定だ。

 常陸大宮駅西口通り線(中富町)では、今後行う予定の道路改良工事に向けて水路の付け替え工事を実施する。整備の全体計画延長は649・3m。既存の水路(コンクリート製U型1・6m×1・6m)から、プレキャスト製の箱型管渠で1・6m×1・6mへ同規模で付け替えを行う計画。工事箇所は、スズキ石油付近の交差点。

 そのほか市道整備として10177号線、10184号線、10187号線、10190号線、10193号線、11222号線の用地買収を図っていく。

 駅周辺整備事業で駅西交流拠点整備工事は、25年度の着手に向けて工事費を計上し、請負契約に関しては議会案件となる想定だ。25年度に着工し、2カ年程度で施工。26年度の供用開始を計画している。

 当初は25年度供用開始を目指していたが、昨今の物価高騰などの影響により、24年度に実施設計を見直すこととなった。カフェ機能を備えた交流施設や芝生広場、防災機能などを想定。

 新設する駅西交流拠点は、広さ約7500㎡規模。JR東日本建築設計(東京都)を最優秀提案事業者に選定している。

 駅前広場多目的施設整備は、24年度に随意契約でJR東日本建築設計が実施設計を担う。工事発注時期は、整備中の駅東西自由通路および駅舎整備が完了次第となる。

都計道常陸大宮駅西口通り線の整備箇所

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら