県越谷土木事務所は、県道葛飾吉川松伏線整備事業で、JR武蔵野線横断部の基本設計業務をJR東日本コンサルタンツ(渋谷区)に委託した。十二年度以降で概略、詳細設計を行うが、工事を含めた各種業務はJRからの発注が予定されている。
設計対象は、中川沿いに既存する同線のバイパスルート上、吉川市木売地内の武蔵野線交差部で、武蔵野操車場跡地沿いの市道間約一〇〇m程度。
業務内容としては、箱型ルーフやパイプルーフなど、施行方法を三案挙げ、工費、工期など施行性能を生かした最適案を検討するもの。一方、JR線南側の同市高富地内は、公団が施行する。
十二年度の概略設計で構造や用地幅などを確定、用地測量後、買収作業に入る。詳細設計は、買収にメドが立つ時期に合わせて着手するとしており、十二年度以降の業務はJRからの発注となる。
また、同線整備に伴い、水路の付け替えも合わせて行う。