JVCケンウッド(江口祥一郎CEO、横浜市)は、事業所などの立地自治体への地域貢献活動の一環として、長岡市に光触媒除菌脱臭機52台を寄贈した。8月29日には長岡市で贈呈式が行われた。
寄贈した除菌脱臭機は、高さ30cm、幅46cm、奥行8cm、本体3kg。コンパクトながら約30畳の部屋の除菌、動物臭などの異臭の除去に効果を発揮する高機能タイプ。壁に掛けて使用でき、価格は1台約13万円の製品。
江口CEOは「長岡の子どもたちの安全、快適な生活のために使ってほしい」と磯田達伸市長に目録を手渡し、市長からは安心で快適な利用環境の創出に貢献したとして、感謝状が贈られた。
江口CEOは「コロナが終わっても溶連菌などの感染症があり、需要がある。子どもさんの保育園などで役立ててほしい」と述べ、磯田市長は「大変ありがたい。長岡工場でも良いものを作り、ふるさと納税の返礼品にしてもらいたい」と話した。
贈られた光触媒除菌脱臭機は南部保育園などの市立保育園30施設に30台、市民体育館などスポーツ施設5施設に15台、子ども家庭センター、児童養護施設双葉寮、柿が丘学園の3施設に7台が設置された。
同社は長岡市に対し本年3月、市内東高見の長岡工場から羽上田康宏代表取締役がポータブル型発電機を寄贈しており、江口CEOは「8月は南海トラフの影響で、この発電機が爆発的に売れた」と語り、製品へのAI導入を巡る話題などを親しく語り合った。
【写真=寄贈品を前に感謝状を手にする江口CEO(左)と磯田市長】