県教育委員会特別支援教育課は1日、寿台養護学校施設整備事業基本計画策定支援業務委託プロポーザルの2次審査を行い、カワグチテイ建築計画(東京)を最適候補者に決めた。契約後、2025年3月21日の履行期限で業務を委託する。契約上限額1128万8000円(税込み)。着工予定は26年度中で、予定工事費は約22億円。
2次審査には同社のほか千葉学建築計画事務所・第一設計JV、ナスカ・EurekaJV、大建metが参加。次点は千葉JV。次点に次ぐ「準候補者」は該当なしとした。県は所要の審査・内容確認により、本業務を受託した事業者を基本設計・実施設計業務の受託者にできる。
同事業は児童生徒の増加による教室、校庭の狭隘化や駐車場不足を解消するため、隣接する旧中信松本病院跡地の一部(面積8356㎡)を取得しし、増築を含めた施設整備を行うもの。増築棟は延べ約2750㎡(隣接する病院との連絡通路部分を含まない)を上回らない規模とする。既存施設のうち約950㎡の解体も行う。既存施設の改修は必要に応じて検討する。
本年度内に基本計画を策定後、25~26年度にかけて基本設計、実施設計を順次進める。着工は26年度中で、28年度から増築棟の運用を開始する計画。外構工事は、増築棟供用開始後の28年度に計画している。
予定工事費約22億円は23年11月時点の概算で、解体費(アスベスト除去費は含まない)と造成費を含む。