榛東村は、村道上野幹線の長岡地内に位置する長岡大橋の補修工事を近く指名競争入札で発注する。設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が手掛けた。
同橋は1973年に架設された自害川を跨ぐ延長30m、幅員7・3mの単純鋼多主工桁橋で、橋台2基を有する。橋梁長寿命化事業の一貫として行っている定期点検で補修が必要と判断されたため、工事を実施する。
補修内容は、アスファルト舗装の打ち替えを厚さ4㎝、面積約190㎡で実施するほか、塗膜系での橋面防水面積190㎡、舗装下部分の断面補修、伸縮装置2カ所の交換、排水桝と排水管の交換を行う。なお、足場の仮設は行わない。工期は約5カ月を見込んでいる。
工事費として当初予算で5233万7000円を確保しており、国土交通省の道路メンテナンス事業の補助金を利用して行う。補助額の関係で当初計画していた補修内容よりも施工内容を減らして本年度は発注し、2025年度以降に本年度施箇所の残りの補修工事となる、支承部分や欄干の補修を行う計画としている。
なお、橋梁長寿命化のメンテナンス事業として実施している定期点検において、村内の橋梁は健全度ⅠとⅡのみとなっており、急に状態が悪くなることも考慮し、維持管理を行いながら優先度が高いものから補修工事など対応を検討する方針としている。