県中部農業事務所農村整備課は、榛東村の長岡地区で既存送水管の更新を計画、調査や基本計画をまとめる業務を9月中ごろに指名通知する。25年度には事業計画の策定など事業化に向けた業務を委託し、26年度の事業化を目指して準備を進めていく。
対象となるのは、群馬用水の幹線から調整池へ取水し、山子田第一揚水機場から山子田第二揚水機場の周辺にある山子田第一調整池に水を揚げている山子田第一機場送水管。1973年に県営かんがい排水事業として整備された管路となる。布設から50年以上が経過し、老朽化が進行。一部区間では漏水が発生していることから、早急な対応が必要なことから更新を計画した。
これまでに主要地方道高崎渋川バイパスの整備に伴う工事や老朽化に伴う一部区間の補修工事が行われていることから、その区間を除いた延長約1㎞で業務を行う。現在布設されているのはφ500㎜のSGPとなっている。
24年度は管種や管径の検討のほか、布設から時間が経過し路線拡幅などで管が布設されている道路に状況変化もあることから適切な布設位置の検討なども業務のなかで実施する。現段階では、φ500㎜のダクタイル鋳鉄管への更新を想定している。