県峡南農務事務所は、南部地区用排水路7号改修工事を本年度に進める。工事は一般競争入札を執行して発注となる。入札公告の時期は9月中旬を予定している。内容は河川付近に備わる2カ所の既存排水路改修工事が主となる。
南部町本郷地内を流れる河川・小川を対象とし、既存排水路の改修を行うもの。
現在備わる排水路は経年に伴う老朽化が進んでいるという。本年度に進める工事概要はL約100m、W300㎜~700㎜のコンクリート二次製品を使った改修と現場打ちによる工事を予定している。同河川右岸側の上流に位置するL約50mと、下流部分のL約50mを対象に進める。
このうち上流に位置するL約50mの箇所は、小川から水を取水する部分に位置し、護岸に沿った形で排水路が備わっている。経年による傷みなどが見られるため、スムーズに農業用水が流れるよう、現場打ちによる改修を行う。
一方、下流部分のL約50mにおいては、コンクリート二次製品を使って工事を進めていく。
今回の改修工事により、農作物の生産性向上につなげる。
工事に伴う設計業務についてはリナンが担当してまとめた。成果品はすでに納品済みとなっている。
工期には約6カ月間を見込んでいる。完了は本年度内を目指す。
同工事における全体的な工事計画はL約220m。本年度はL約100mを進めて、残りのL約120mは今後の予算状況を見ながら来年度に進めていく方向。