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国スポへ整備計画示す

2024/09/06 群馬建設新聞


県湯けむり国スポ・全スポぐんま準備課は、第83回スポーツ大会施設整備計画の第1次策定分を明らかにした。「改修」は県で6施設、市町村が32施設の全体で38施設となる。また、臨時的に競技施設を整備する「仮設」は県3施設、市町村9施設、民間1施設の合計13施設となった。(※一覧表を後日掲載)

同計画は2029年に開催が決定している第83回国民スポーツ大会の競技施設の整備を計画的円滑に推進するため、会場地市町村との協議を基に全体的な整備計画を策定したもの。今後、状況に応じて内容を見直すものとしている。

計画では施設整備を◇新設=新たな常設の競技施設を整備◇改修=既存の競技施設を改修◇仮設=国民スポーツ大会開催に合わせて臨時的に競技施設を整備◇既設=既設の競技施設をそのまま使用(通常の維持修繕は行う)-と区分している。

このうち、県整備主体では「新設」1施設、「改修」6施設、「仮設」3施設、「既設」3施設が対象となる。

「新設」は敷島公園新水泳場(前橋市)で、50mプールや飛び込み兼用プールに加え、観客席などを整備する。期間は28年度までとしている。

「改修」は◇県立敷島公園陸上競技場(前橋市)◇県総合スポーツセンターぐんま武道館弓道場(前橋市)◇県警察学校射撃場(前橋市)◇県立藤岡工業高等学校体育館(藤岡市)◇県立富岡特別支援学校体育館(富岡市)◇県ライフル射撃場(榛東村)-の6施設が対象となる。

敷島公園陸上競技場では、26年度に整備事業へ着手する予定で、内容を検討しているところ。また、ぐんま武道館弓道場の改修は、内容および着手時期を検討している段階となる。

県警察学校射撃場の改修は、照明を500ルクスから1500ルクスに更新するもの。工事は27年度を見込んでいる。

藤岡工業高校の体育館の改修は現在、塚本建設(藤岡市)が担当して進めている長寿命化改修工事で実施する。

富岡特別支援学校の体育館では床の改修やLED照明工事を行う。時期は検討中。また、ライフル射撃場は、28年度に屋根や防護壁を整備する。

「仮設」の3施設は、県総合スポーツセンター内の2施設と県馬事公苑(前橋市)が対象。

県総合スポーツセンターでは、ボルダリングウォール2面をメインアリーナへ、リードウォール2面をサブアリーナにそれぞれ設置する。観客席はメインアリーナが固定3225席と移動2208席、サブアリーナへ固定席270席を設ける予定。26年度に実施設計に着手し、28~29年度でウォール設置などの整備を進める。

県馬事公苑は馬術の競技場や練習場、仮設厩舎などを整備する計画で、26年度に基本設計へ着手し、実施設計、競技場整備を29年度までに行う。

なお、市町村主体の施設については、前橋総合公園テニスコートの人工芝コート全面張り替えや榛名湖および周辺特設会場のトライアスロンコース施設設置、太田市運動公園野球場の改修などが計画されている。

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