太田市は旧太田東小学校(東本町53-14)の校庭内に弓道場建設を進めており、外構の工事費1億3950万円を9月補正予算案で計上した。本体工事はすでに発注済みで、2025年春ごろの供用開始を目指しており、外構工事は9月議会での議決後、速やかな発注が見込まれる。
外構工事は防矢ネットの設置のほか、周辺の道路舗装工事などが内容となっている。また、既存の弓道場については、解体設計業務委託を行うか直営で行うかなども含めて現在、検討をしている段階。委託を行う場合は本年度内が見込まれ、解体工事は25年度の発注が想定される。解体工事は、現段階で3カ月の工期を見込んでいる。
既存弓道場(内ケ島町384)は武道館に隣接されている。構造および規模は瓦葺きのW造平屋で床面積541・53㎡となっている。1987年に建てられた。
弓道場は竣工から30年以上が経過しており、雨漏りやシロアリなどの被害が発生している状況。また、利用団体からは遠的の併設について要望がされており、現在の敷地では改修や増築が不可能なために、建て替え工事を行うこととなった。施工は石橋建設工業(太田市)が建築、電気設備、機械設備を一括して進めているところ。設計業務については糸井建築設計事務所(太田市)が手掛けた。