記事

事業者
栃木県栃木土木事務所

栃木土木、栃木環状線 今泉町工区の着工目指す、1200mに調整池5基計画

2024/09/06 栃木建設新聞

 県栃木土木事務所は、栃木市今泉町の一般県道栃木環状線と主要地方道小山栃木線バイパス(都市計画道路3・3・3号小山栃木都賀線)3700mのうち南側1200mの整備を先行。バイパスと普通河川豊穂川の間に雨水を防除する5基の調整池を計画。北側2基をシー・アイ・エス、南側3基はオリエンタル技術開発に詳細設計を委託した。今年度末にも諸元を固める。今年度は用地調査・補償を進め、南側で整備中の栃木小山線卒島Ⅱ工区との影響部の工事発注を目指す。

 調整池は北を栃木小山線現道交差部と卒島Ⅱ工区間に計画。バイパス東側に沿って流れる豊穂川との間に配置し、最も南の調整池はバイパス西側に計画した。

 概算面積は北から約700平方m、約2100平方m、約8300平方mで、バイパスを挟んで両側に計画する調整池が約3900平方m。

 雨水を流末先の河川などに直接放流すると、出水時に河川氾濫の危険性が増すと判断。調整池による調節機能を確保し出水時の増水氾濫を抑制する。

 今泉町工区は北を大宮工区から卒島Ⅱ工区まで3700m。2022年度に主要交差点で3分割し道路詳細設計をまとめた。

 南側優先整備区間の広域農道から主要地方道栃木小山線までをオリエンタル技術開発、JR両毛線橋梁161m(予備設計段階)を含む中央区間の栃木小山線から一般県道小山城内線までがシー・アイ・エス、北側小山城内線から主要地方道栃木二宮線バイパスまでを富士コンサルタンツが担当。

 バイパスの立体交差はJR両毛線。広域農道、栃木小山線、小山城内線、栃木二宮線の主要交差点は平面交差。このうち栃木小山線現道(3・4・202号樋ノ口河合線)は立体交差を平面交差に都市計画を変更している。

 現道との平面交差区間は250m。平面交差への変更とともに、一部区間を歩道形式から副道形式、付加車線設置と滞留区間確保に変更。現道には右折レーンを設置し交通流を円滑化。本線と副道を分離し農耕車通行の利便性を向上させる。

 今泉町工区は、3・3・3号小山栃木都賀線の一部を構成。北を街路の大宮町工区、南は卒島Ⅱ工区の間に位置する。3700mの内訳は、栃木環状線2460m、小山栃木線1240m。

 標準幅員は31mで、車道3・25m×4、中央帯2m、路肩1・5m×2、施設帯1m×2、副道5・5m×2で構成。副道の幅員構成は車道4m×2と路肩1・5m×2。

 整備は4車線分の用地取得を先行し、東側2車線と両側の副道の暫定形での供用を予定。用地調査が都市設計、地質・土質調査を芙蓉地質、地下水位観測は中央土木工学研究所が担当。

 副道はバイパスの沿道が農地に利用されているため、農耕車などを副道に誘導。本線と分離して整備することで民地との高低差を抑えることができるほか、交通量のない交差市道などは中央分離帯で本線に出入りのできない構造とし、副道を経由して平面交差点へ誘導する。

 今泉町工区は「とちぎの道路・交通ビジョン2021」で一般広域道路「栃木西部都市連絡幹線」として位置づけた重要な路線。

 小山市中心市街地から栃木市東部を経由し、北関東自動車道都賀ICに至る、都市間連携強化に資する道路。事業着手により小山・栃木間の連携強化と都賀ICへのアクセス向上を図る。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら