建設業振興基金は4日に開催したCCUS応援団サミットで、CCUS技能者スマホアプリ『建キャリ』の開発状況を示し、11月末にリリースすることを明らかにした。登録者の保有資格、就業履歴、レベル等の情報が確認でき、さらに能力評価サポートや建退共掛金状況、CCUS応援団の特典情報等を入手・活用することで、メリットの実感をねらう。
建キャリの基本機能として▽ホーム画は複数から選択可能▽資格等有効期限アラート機能▽25カ月分の就業履歴詳細表示▽資格画像はオフラインでも表示▽マイページはID代わりに登録職種、レベル、メールアドレスを確認可能(ユーザー証明機能)▽お知らせは3種(全体向け、ターゲッティングメッセージ、個人メール)―を備えているため、CCUSカードを持ち歩かなくてもユーザー確認が可能になる。また、応援団のお得な特典画面のバナーから個別リンク先で詳細が確認できる。技能者の保有資格が画像で確認できるため公的利用も検討中。
アプリ機能の活用として、二次元バーコード表示機能を実装予定で、CCUSユーザーであることのみの表示やユーザーIDの表示に対応。特典提供時の本人確認に活用できる。ワンタイム機能でスクショ等による不正利用を防止。
さらに、NFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)機能として、カードと同じ情報をアプリに保持させることで、カードの代替機能を持つことができる。つまり、現場のカードリーダーへのタッチ、CCUS応援自販機へのタッチ、教育訓練機関等でのタッチに対応する。
アプリの早期普及に向けてプロモーションを展開する。コンビニ店内メディア利用(レジ機でのデジタル表示・店内放送をリリース前後に実施)、アプリインストール促進キャンペーンをはじめ、保有するコンテンツ、連携可能な団体などを通じたPRを進める。