志木市は、本年度内をめどに市民会館・体育館複合施設の新たな整備スケジュールを構築する。当初は2024年度内の着工を目指していたものの、一般競争入札が不調に終わったことを受けて事業者選定方針の再検討を急ぐ。工事着手は少なくとも25年4月以降となる見通しだ。
新たな複合施設は、市民会館跡地(本町1-11-50)を建設地とする計画。RC造一部S造地下1階地上3階建て、延べ床面積1万2671㎡の規模を見込んでいる。
1月に建築・設備・外構などを一括する総合評価方式の一般競争入札を公告したが、参加者が「全国的に設備工事が繁忙期にあり、下請け企業の確保が難しい」などの理由で辞退したため不調となった。
スピード感を持って事業へ取り組むため、建設スケジュールの再構築を急ぐ。建設業者らを対象とするサウンディング調査などを踏まえて、本年度内は発注方法・工事区分、今後の事業工程などの再検討期間に充てるイメージだ。