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開業26年春へ延期/長方に商業施設/日計商事

2024/09/13 日本工業経済新聞(茨城版)

【桜川市】 日計商事(栃木県佐野市、小林昌也代表取締役)が計画中の長方地区ショッピングセンター開業が1年後ろ倒しになることが、本紙の取材で明らかになった。開業時期は2026年春ごろを予定。今後は24年内に造成工事に着手し、造成工事完了後、本体工事建設にとりかかる。店舗にはベイシア(群馬県前橋市)が出店を予定しており、複数企業が出店を計画している。


 ショッピングセンターの建設予定地は、大和駅北側の長方地内約8ha。大和駅北公園の北側に位置し、予定地北側には国道50号が隣接している。

 出店店舗はベイシアを中心とした商業施設となる予定で、複数企業の出店を計画。施設の規模・構造については、出店企業数に応じて設定していく予定。現状においては延べ床面積1万㎡以上を想定している。

 大和駅北側においては、ショッピングセンターのほか、桜川市が大和駅北公園の整備、桜川市土地開発公社が住宅地「やまとの杜」を計画している。大和駅北公園では、24年度に園地整備を実施。公園内に築山を設置するほか、園路を整備する。大和駅北公園(中泉842―1)は、外周1・5㎞を含めた公園部分の敷地面積が約2・4ha。うち遊具などがあるゾーンは約2500~3000㎡を有する。

 やまとの杜については、9月に第1工区の造成工事が完了。自己用住宅用地27区画、店舗・アパート用地7区画となる。敷地面積は、住宅用が204・25~283・93㎡、店舗・アパート用地は209・62~246・90㎡。さくら土地開発合同会社(桜川市)が業務代行者として、造成工事のほか、土地の販売促進、許認可申請、地元住民との調整を行っている。

 昨年8月には、同社と市、ベイシアの3者にて「長方地区SC開発の推進協定」を締結。今後2年間にかけて出店による地域振興および経済効果の最大化のため、相互に連携・協力していくことについて協定を交わした。協定事項は商業施設開発の推進に関する連携・協力体制の構築、協働作業の内容に関する連携・協力体制の構築、協定の期限の3項目となる。

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