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山梨県身延町

西嶋地内で土砂崩落防止工/本年度補正予算(第4号)を公表

2024/09/14 山梨建設新聞

 身延町は、本年度補正予算(第4号)を公表した。主なものでは、林業土木事業工事費に2000万円、旧身延中学校施設管理委託費に680万9000円、西嶋和紙・和紙の里の活用推進事業委託費に110万円、環境衛生事業工事費に105万6000円を計上。水道事業会計の資本的支出では西嶋地内配水管布設工事費に756万8000円を追加した。

 このうちの林業土木事業工事費は、西嶋地内に既存する町の残土処理場について、今後使用しないことになったため、土砂崩落防止などの工事を進めて土地の所有者に返却するもの。場所は同地内に位置する富士川カントリークラブに進む途中の道の脇に広がっている。工事は10月以降に入札を執行して発注を予定している。

 旧身延中学校施設管理委託費は、梅平地内の旧中学校の土地の一部を対象に地積調査が完了していない部分があるという。対象部分の用地調査を本年度に実施する。

 現場では旧校舎の解体工事が進んでおり、今後の活用に向けた用地の境界を確定させる。委託業務は10月に入札を執行して発注する。

 西嶋和紙・和紙の里の活用推進事業委託費は、駐車場内の観光案内看板のリニューアルを行うもの。西嶋地内に既存する同施設は、新たに道の駅として登録され、オープンに向けた整備が進められている。

 今回の委託業務では、横3m、縦2mの既存の観光看板を対象に、町内全体のマップや観光地、景勝地の写真が入った看板面の印刷改修と貼り替えを行う。発注形態などは現在検討中。

 環境衛生事業工事費は、市之瀬地内において住民の要望を受け、不法投棄防止のための柵を設ける。昨年からの継続して進めた続きを行う。概要はL30mのネットフェンスを設ける。工事は随意契約で行う方向。年内の完了を目指す。

 水道事業会計の資本的支出で計上した西嶋地内配水管布設工事費は、同地内の西嶋和紙の里が道の駅として整備が進むことに関連し、防災機能拡充を目的とした既存管路との接続工事を行うもの。

 概要はφ75㎜、L71・5m。φ40㎜、L14・6m。管の種類はいずれも高密度ポリエチレン管を使用して進める。工事は近く入札を行って発注を予定し、本年度内の完了を目指す。

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