記事

事業者
民間建築情報

県内初のモデルルームが一般公開/一般住宅向け地下核シェルター/SEIRYOU

2024/09/18 長野建設新聞

 上田市の総合建設業・SEIRYOU(せいりょう)が自社敷地内で進めていた県内初の「一般住宅向け地下核シェルター」の展示場が完成し、13日に一般公開を開始した。

 シェルターは地下埋設型。厚み6㎜の鋼鉄製で、核爆発にも耐えられ、地震や火山噴火などの災害時に安全な避難場所となる。

 室内は幅2350㎜、長さ5700㎜、高さ2650㎜。約3.4坪のスペースで、家族4人が一時的に暮らせるスペースを確保。長さは使用人数や用途に応じて10mまで伸ばすことができる。

 木張りの室内は温度が約25度に保たれ、放射性物質やウイルスを99%除去する空気清浄機、2段ベッド、水や食料を備蓄する保管庫などを備えている。トイレは水を使わないバイオトイレを採用。おがくずが敷き詰められた処理槽は、汲み取り作業不要で、悪臭がほとんど発生しないのが特徴。

 シェルターは普段、楽器演奏の練習場や食糧庫、書斎としての活用や、貴重な絵画、金庫などの保管庫としての用途も提案している。

 同社の堀内清司さんは「気軽に来てきていただき、シェルターを体感してほしい」と話している。本体価格は設備費を含め2750万円(税込)。施工費や内装工事費は別途。

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら