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栃木県高根沢町

高根沢町、来年度上期から8施設解体、新庁舎に先立ち継続費5.9億円

2024/09/18 栃木建設新聞

 高根沢町は、2025年度上期から新庁舎配置検討エリアの西側既存施設解体工事に着手する。解体するのは福祉センター、町民ホール、保健センター、農村環境改善センター、農業者トレーニングセンター、相撲場、弓道場、テニスコートで26年度に完了予定。9月補正予算では継続費に町内広場内既存施設解体工事費5億9000万円を設定。年割額は24年度が発注に向けた事務手続きの可能性があるため0円、25年度4億7200万円、26年度1億1800万円。

 解体工事に伴い、25年5月上旬に町民広場内の部署・団体を移転。農村環境改善センターの学校教育課、こどもみらい課、生涯学習課はJAしおのや高根沢地区営農経済センター(太田746-3)。保健センターの機能は図書館中央館の公民館部分(宝積寺1220-2)に移転する。

 福祉センターの社会福祉協議会、地域支えあいセンターまるっと、障害児者生活支援センターすまいるはキリン体育館武道場(花岡72-2)、次世代たかねざわは児童館みんなのひろば(宝積寺1145-1)に移転する。

 解体や移転に伴い、25年4月から新庁舎や文化・スポーツ複合施設の28年度中の供用開始まで7施設の全館、図書館中央館の公民館部分のみの利用を停止する。全館利用停止は農業者トレーニングセンター、町民ホール、農村環境改善センター、町民広場テニスコート、弓道場、キリン体育館、福祉センター。

 建設予定地は町民広場(石末、約11万平方m)で、配置検討エリアは西側約3万8000平方m。新庁舎等建設基本・実施設計は梓設計・AIS総合設計JV、外構の実施設計・開発許可申請・地区計画策定支援業務はフケタ都市開発が担当。

 履行期間は新庁舎等建設基本・実施設計が2026年3月17日までで、うち基本設計は25年3月21日まで。外構の実施設計・開発許可申請・地区計画策定支援業務は26年3月中旬まで。新庁舎と文化・スポーツ複合施設の位置は設計で固める。

 施設条件は新庁舎が3階建て程度の延べ約5200平方m、車庫・倉庫等付属棟は1階または2階建て延べ約300平方m、文化・スポーツ複合施設が1階または2階建て延べ約3000平方m。構造は基本設計で決定する。概算工事費(税込み)は新庁舎と付属棟が37億円、文化・スポーツ複合施設が20億円。

 複合施設には町民ホールや農業者トレーニングセンター、農村環境改善センターの研修室等を集約・複合化。農村環境改善センターの学校教育課、こどもみらい課、生涯学習課は新庁舎に集約される。

 解体対象施設は次の通り。(①建設年度②構造・面積③施設区分)

 ▽農村環境改善センター=①1983年度②RC造1528平方m③和室(約140平方m/部屋)、調理室(約80平方m)、会議室(約90平方m/部屋)、視聴覚室(約80平方m)、工作室(約80平方m)、陶芸窯

 ▽保健センター=①1986年度②RC造566平方m③事務室・健診室等

 ▽福祉センター=①1987年度②RC造646平方m③事務室・会議室等

 ▽町民ホール=①1983年度②RC一部S造1958平方m③ホール(約800席)、楽屋2部屋(約30平方m、約10平方m)

 ▽農業者トレーニングセンター=①1981年度②RC一部S造2016平方m③アリーナ1面(約1950平方m)、多目的室(約90平方m)、武道館勇泉太鼓(約400平方m)

 ▽弓道場=①1987年度②木造198平方m③弓道場

 ▽テニスコート=①1983年度②4245平方m③テニスコート(5面)

 ▽相撲場=①1987年度②73平方m③相撲場

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