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女性の活躍支援を提案/けんせつ女子ビューティーセミナー/日本塗装工業会

2024/09/19 新潟建設新聞

 長岡造形大学で13日、日本塗装工業会(日塗装)の主催によるけんせつ女子ビューティーセミナーが開催された。女性入職希望者が少ない業界において実際に働いている女性の声を聞き、女性の活躍支援を提案する目的で企画。県外からの参加者も含む40人ほどが出席し、パネルディスカッションや講話、化粧品の試供体験など多彩なプログラムから、建設業界で仕事を楽しみ、活躍するためのヒントを学んだ。

 最初にあいさつした片桐久委員長は「4年前の愛媛から始めて新潟は全国8ブロック目の開催。全国の会員会社には約700人の女性直用工がおり、子育てが終わって再就職し活躍している方もいる。今後の皆さんのキャリアにつながればと思う」と述べた。

 講話はウィウィの深田絵里コンサルタントが「女性活躍推進と自分らしいキャリアの考え方」と題し「直近ではなく少し先の在りたい姿や状態をキャリアビジョンとして持ってほしい」と提案。専門性を生かしたい、安定よりも挑戦を求めて仕事がしたい、仕事だけではなくプライベートも大事にしたいなど16項目について重要度をワークシートに記入する時間を設け、参加者は真剣な表情で書き込んでいた。

 パネルディスカッションでは瀬戸民枝県土木部都市局都市整備部長が登壇。「私は土木屋、技術屋として見られたかった。小学生の子どもがいて自分の時間は朝のみ。4時、5時に起きて資格試験の勉強をした」と過去を振り返り「にいがた土木女子会議の組織で活動しているが、子育てしていると責任ある仕事は引き受けられないとの声を聞く。チームで仕事を回せる体制が必要」と述べ「若い人には仕事は継続してほしい。家庭の理解も必要で、協力者を巻き込んで建設業の仕事を頑張ってほしい」と話した。

 日塗装の加藤正新潟県支部長は「女性から見た業界のイメージが変わればと思う」と述べ、青柳博之副支部長も「建設業はまだまだ男社会というイメージがあるが、普通の会社と同じというイメージが広がればと思う」と感想を語った。

【写真=みんなでヘアケア、全員で記念撮影】

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