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年度内の選定目指す/組合設立に向け事業協力者/西銀座地区市街地再開発

2024/09/19 日刊建設タイムズ

 西銀座地区市街地再開発準備組合は、千葉市中央区富士見2丁目3~6番地および25番地約2・35haのうち、竣工済みのGRAND CENTRAL CHIBA(5番地の一部)と、建設中のBrillia Tower千葉(6番地)を除く3~5番地と25番地における再開発事業を計画している。年度内に事業協力者を選定し、組合設立に向け、権利者の合意形成に取り組む方針だ。

 再開発予定区域内にある主な建物は▽3番地(約0・59ha)=塚本ビル▽4番地(約0・42ha)=千葉辰巳ビルなど▽5番地(約0・48ha)=塚本千葉第三ビルなど▽25番地(約0・08ha)=千葉ショッピングセンタービルなど。

 第3回千葉市議会定例議会代表質疑で、米持克彦議員(自由民主党千葉市議会議員団)による千葉駅周辺のまちづくりの質問に、神谷俊一市長が答弁した。神谷市長は「準備組合により、再開発に向けた検討を進めている段階」と説明した。

 千葉市は、2016年度の「西銀座地域における地域活性化のための検討調査」において、千葉駅東口再開発ビル「マインズ千葉」や既存の個別利用建物への影響などを考慮した街区再編が必要とまとめた。また、街区再編の検討にあたり、準備組合の再開発計画の進捗や内容について相互理解を図りながら進めるとした。

 なお、(仮称)千葉駅東口西銀座B地区優良建築物等整備事業では、東京建物㈱(東京都中央区八重洲1―4―16)を代表企業とする千葉駅東口西銀座B地区事業者共同企業体によりBrillia Tower千葉の建設が進められている。施工者はファーストコーポレーション㈱(東京都杉並区荻窪4―30―16)で、26年3月の完成予定。建物は、共同住宅約500戸と商業施設からなるRC造中間免震構造地下1階地上23階建て、延べ床面積約4万8000㎡の計画だ。

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