早川町は、9月補正予算を公表した。主なものでは、県道南アルプス公園線景観整備業務委託費に654万5000円、薬袋集落獣害柵設置および扉修繕工事費に350万円、三共診療所解体工事費に338万9000円、西山断層見学用歩道設置工事費に318万1000円を計上。このほか南アルプス邑ふれあい公園整備工事費に248万6000円、三共診療所移転に伴う中洲公民館エアコン設置工事費に166万2000円、保地区ゲートボールグラウンド整備工事費に90万円を盛り込んだ。
このうちの県道南アルプス公園線景観整備業務委託費は、同線の見通しを良くするため、交通面や環境対策として樹木の伐採を行う。同業務は昨年からの続きとして継続的に進めている。年内に発注を行い、本年度内に完了させる。
薬袋集落獣害柵設置および扉修繕工事費は、サルやイノシシ、シカによる農作物の食害対策として防護柵の新設と3カ所の扉の補強工事を行うもの。防護柵はL約70m。10月に入札を執行し、緊急修繕を行う。
三共診療所解体工事費は、診療所の移転に伴って建物の解体撤去を行う。土地は民有地のため、解体後は所有者に返却する。解体工事は10月下旬に発注し、年内に終えたいとしている。
西山断層見学用歩道設置工事費は、糸魚川-静岡構造線の断層帯が露出した場所があり、見学ができるように専用の道を整備するもの。従来は私有地を使っていたが、新しく整備を行う。工事は指名競争入札を10月に執行し、年度内の完成を予定する。
南アルプス邑ふれあい公園整備工事費は、保地内にある園内において、中央に備わる小高い丘や遊具の撤去を行うなど、安全面に考慮し使いやすくする。このほか、あずまやが古く、傷みがあるためきれいにする工事を行う。近く入札を執行し、年内の完了を目指す。
三共診療所移転に伴う中洲公民館エアコン設置工事費は、新倉地内にある同公民館において、診療所の機能充実を図るために設置する。現在は移転に伴って改修工事が進められており、変更契約を行って設置する。
保地区ゲートボールグラウンド整備工事費は、苔などが見られるため、グラウンド内の土の入れ替えを行う。工事は随意契約で行う。