新潟県電気工事工業組合の女性技術者が13日、新潟テクノスクールで行われたイルミネーション展示の取り付けを指導協力した。同校電気システム科の１、２年生16人が、日々学んでいる知識や技術の成果として13日と14日の２日にわたりイルミネーションを展示。同組合では、女性活躍推進事業の一環として電気工事業および電気工事に携わる女性技術者の活躍を広報するため、２０２２年度から手伝っており、今年で３回目。同組合の６社から７人の女性技術者が協力した。

　訓練生とともにイルミネーションを設置した小島電設の勝又恭子氏は、きれいな配線方法や安全工事への心構えなど、学校では教えてくれない現場の基本を伝授。「昨年、教えた生徒もおり、前年よりもそれなりにできるようになって成長が感じられた。しっかり技術を学んでいる」と話した。　指導を受けた訓練生は、「現場ならではの話が聞けて、ためになった。やはりプロの仕事はキレイで速い」と感心していた。

　新潟テクノスクールの川又忍校長は「普段行っている訓練や作品など、テクノスクールを知ってもらうことで訓練生が進む業界に興味を持ってもらい後輩を増やすとともに、訓練生には業界の先輩と作業を行うことで働くイメージをつかみ就職に結びつけていただきたい」とした。

【写真＝訓練生に親切指導】