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群馬県安中土木事務所

渋川松井田線上増田工区 道路改良工事を実施 用買踏まえ発注

2024/09/26 群馬建設新聞


県安中土木事務所は、安中市松井田町上増田地内で施工する主要地方道渋川松井田線(上増田工区)の道路改良工事について、最短2024年度の工事発注を目指し、用地測量を進めている。用地買収の進捗を踏まえ発注時期や工事内容を検討を行う。工事ではU型側溝工や地山補強土壁工、植生基材吹き付け工、コンクリートブロック積み工を実施する。

同工事は増田川に架かる増田川橋の左岸側を終点とし、そこから北に向かった約154m区間、幅員6・75m~9・25mを対象に整備を行う。現地は急カーブとなっており見通しも悪いことから、線形改良を目的とした道路改良工事を実施する。

工事の全体計画は◇U型側溝工(300㎜×300㎜)=L約195m◇地山補強土工(1段目)=L約61m、A約372㎡◇植生基材吹き付け工(2段目)=A約410㎡◇コンクリートブロック積み工=L約49m、A約145㎡-となっている。用地測量および用地買収の進捗状況次第だが、順調に進めば24年度中に工事着手し、早期の工事完了を目指すこととなる。

地山補強土工は、補強材としてロックボルトを切土法面に挿入し、斜面の安定性を高めるため行う。切土法面の上部に位置する市道に掘削の影響を生じさせないことや、ロックボルトと表面材を結合して地山法面を拘束し、地山の崩壊を防止することを目的としている。工事では約190枚の表面材を約372㎡で実施するほか、長さ約3m~6mのロックボルトを約160本挿入する。

コンクリートブロック積み工は、増田川橋の左岸側から約90m北へ向かったところから、さらに北に向かった約49m区間を対象に、間知ブロックを使用して施工を行う。

植生基材吹き付け工は、増田川橋の左岸側から約10m北に向かったところから、さらに北へ向かった約72m区間で施工する。施工箇所の法面は1割2分勾配となっている。

設計は協和補償コンサルタント(高崎市)が手掛けた。

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