榛東村は、新井地内で進めている給食センターとコミュニティーセンター機能を持ち合わせた防災中枢機能施設の建設事業において、約1万8500㎡の外構工を11月に一般競争入札で公告する。工事契約は議会案件となる。当初予算に外構工事費と施工中の本体建設工事費を合わせて29億1806万7000円を計上、外構工事費1億2540万円を2025年度までの債務負担行為に設定している。外構工事の工期は25年9月まで。25年秋からの供用開始を目指す。
建設地は榛東中学校(新井598-1)のサッカーグラウンド東側、新井緑地公園の北側で、県が整備を進めている県道南新井前橋線に北側が隣接する立地となる。
外構工事では、新設する公民館の敷地面積約1万3500㎡、給食センター約5000㎡、合わせて1万8500㎡を整備する。
内容は、アスファルト舗装工、インターロッキングブロック施工、区画線設置、排水設備の整備など。アスファルト舗装は面積7330・4㎡で整備を行う。舗装構成は置き換え工60㎝、下層路盤工10㎝、上層路盤工8㎝、表層工4㎝となる。インターロッキングブロックは、建物まわりや駐車場の外縁をメインに面積2086・3㎡で整備する。区画線は幅15㎝の白色実線で延長1827mの整備をするほか、ゼブラゾーンや停止線、文字の整備も行う。
排水設備は、公民館部分と駐車場部分で延長511・7m、給食センター部分で延長234・8mを対象に溝型側溝で整備する。排水桝は公民館と駐車場部分で16カ所、給食センター部分で10カ所設置する。
駐車場の規模は、公民館で150台、うち5台は、おもいやり駐車場となり、給食センターは24台を予定。フェンスなどの防護柵設置は計画していない。設計は技研コンサル(前橋市)がまとめた。
また、同施設の整備事業では、隣接する村道1166号線と村道1167号線の整備を25年度以降に予定している。2路線の合計施工延長は約150m。擁壁工や舗装の打ち替え工などを行う。
既存施設の中央公民館(山子田797-1)は1973年に完成した旧耐震基準の施設で、RC造2階建て、延べ床面積978㎡。学校給食センター(新井685-7)については新耐震基準を適用しているが、1987年の建設で老朽化が著しい。S造2階建て、延べ床面積726㎡。どちらも解体計画は現段階では立っておらず、今後の利用方針についても現在は未定。
本体建設工事については、建築を佐田建設(前橋市)、利根電気工事(前橋市)が電気設備、機械設備はヤマト(前橋市)が受注した。