山梨市は市民総合体育館にエアコンを整備する方針を固めた。昨今の猛暑対策に加え、2027年開催予定のインターハイや2032年予定の第86回国民スポーツ大会での利用を見据え、整備を進める。来年度以降着工予定の大規模改修と併せて工事を実施する計画だ。近く実施設計を委託し具体化していく。
市は昨年度、雨宮建築設計事務所に業務委託し、同施設改修の基本設計に着手。今年7月に完了した。実施設計費は本年度当初予算に計上しており、近く入札を行い発注する見込み。市は実施設計完了後、切れ目なく工事に入れるよう工事費の予算化の時期を調整する。
施設は主に体育館と弓道場、武道館で構成。敷地面積は2万5197㎡。体育館はS・RC造一部2階建てで、弓道場を含め延べ床面積は4710㎡。武道館は同1103㎡。老朽化が進むため順次改修を進める計画で、本年度はアプローチの改修(施工・岡本興業)や植栽整備(富士植木)に着手した。
今後は全面的な内外装改修やトイレ洋式化などが予定されており、それにエアコン整備を追加する。整備範囲など詳細については概算事業費を算出するなどし今後検討する。照明はすでにLED化が完了している。
なお実験的に導入していたミストシャワーについては屋外で使用することにし、今回の施設改修からは外した。