みなかみ町は、後閑地内の町道真政悪戸線の道路整備事業として行う大沢田川付け替え工事を早ければ2024年度内に発注する。現在、発注時期の調整を行っており、用地補償手続きの進捗状況と用地の取得状況により、24年度内とするか25年度に新たに予算計上して進めるかを決定する。24年度当初予算で事業費4492万円を計上しており、23年度に繰越明許費として事業費1億1622万円を設定している。設計は技研コンサル(前橋市)が手掛けた。
河川付け替え工事は、後閑地内のグラウンド・ゴルフ場駐車場付近で、施工延長約60mを対象に水路整備をメインとして行う。道路整備を予定している箇所を対象に、1・8m×1・8mのボックスカルバートを3連使用し、延長20mで函渠布設工事を実施する。また、函渠の上流と下流側、合計延長40mで水路整備工事を幅5m、高さ1・6mのL型水路を使用し、底版は場所打ちでコンクリート打設する。
都市計画道路事業として行う町道真政悪戸線の整備は、月夜野地区から後閑地区、真庭地区を経て政所地区を結ぶ総延長2420mの路線。起点はみなかみ中学校付近で、終点は朝日食品工業付近の交差点までとし、国道17号に接続させる計画。整備には10カ年以上かかる見込みとなっており、用地取得など含めた総事業費として現時点での概算で20億円以上が見込まれている。
月夜野地区から整備を進め、延長1275mが整備済みとなっており、1120mは未整備。現在は、後閑地区の道路改良工事に向けた河川付替工事を行う段階となっている。基本幅員14~16m、2車線で整備し、2・5mの歩道を両側に設置する計画。
今回発注の河川付け替え工事の完了後、25年度以降は用地取得状況によるが、グラウンドゴルフ場の北西付近で道路改良工事を延伸させる。
本年度は、河川占有者との協議が整ったため、先行して大沢田川付け替え工事の下流側延長80mの箇所を発注。増田建設(みなかみ町)が受注し整備を進める。
同路線では18年に道路照明設備設置工事を三友電設(みなかみ町)が、20年に道路補修工事を増田建設(みなかみ町)が担当した。