高山村は1日、「令和6年度村単高山村公民館長寿命化改修工事」の一般競争入札を公告した。設備包含の一括発注で、参加は県長野地域振興局管内に本店、支店、営業所を有し、かつ建築一式Aランク(総合評定値949点以上)に格付けされている単体企業、または前記の条件を満たす代表者と、村内に本店、支店、営業所を有し、かつ建築一式Bランク以下に格付けされた企業で構成する2者JVとする。実績要件は設けない。郵便入札で、入札書の配達指定日は10月25日。開札は同月28日に行う。工事予算額は5億5000万円。
役場庁舎に隣接する公民館(高井4972)はRC造地下1階・地上3階建て、延べ1709㎡。1978年に建設された。
本工事では特に1階と3階を重点的に改修。1階の図書室は隣接する学習室との間の壁の一部を取りスペースを拡充。ロビーは木目調の空間とし、電子掲示板を置き情報発信する。3階の講堂は天井を山型に高くし空間を広げ、ステージを前方に拡張。音響機器も改修する。また全館、既存の仕上げ(天井・壁・床)、建具を改修。照明器具はLED化し、空調設備も省エネ仕様に更新する。躯体は外付けブレースの設置により耐力度を上げる。設計業務は宮本忠長建築設計事務所(長野市)が担当した。
工事は設備包含で発注するが、エレベーターの改修のみ別途、三菱電機ビルソリューションズと随意契約する。同工事費は予算5億5000万円の中に含んでいる。
入札後は11月上旬に臨時議会を招集し契約議案を諮る。事業は繰越措置を講じ、2025年度末の完了を目指す。工事中の休館期間は施工者決定後に調整する。
工事監理業務については宮本忠長建築設計事務所と随意契約を予定している。