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群馬県高崎市

問屋町で雨水貯留槽工 近く一般競争公告

2024/10/02 群馬建設新聞


高崎市は、問屋町4丁目地内に整備を行う雨水貯留槽設置工事(2期工事)について、近く一般競争入札を公告する方針を示した。詳細設計は新井調査設計(高崎市)が手掛けた。

雨水貯留槽は問屋町運動公園(問屋町4-4-1ほか)の敷地内に新設する児童相談所の駐車場スペース地下へ設置する。貯水量は全体で約2200立方m。2期工事は1期工事箇所の南西側で行う。

2期工事は容量約1000立方m分の工事を実施する。厚さ約150㎜、幅2000㎜×高さ2000㎜のコンクリート製貯留槽を約100個設置。長さ約2mの貯留槽をメインに整備する。貯留槽は約3000立方m掘削して◇均しコンクリート工=t10㎝◇底版コンクリート工=t25㎝◇敷モルタル工=t2㎝-を行い設置。

2022年度に発注し23年度に完了した1期工事では、FRP製とコンクリート製を併用して設置を行った。工事は簡易型一般競争入札(事後審査)で公告し、研屋・宮崎工業JVが落札した。予定価格は1億2269万円だった。

9月補正予算で用排水路整備事業雨水対策工事費に1億7350万円を計上。うち、貯留槽設置工事費のほか、地上に整備する駐車場舗装等の付帯工事費を含む1億6900万円を繰越明許費に設定している。

児童相談所建設地の周辺は近年のゲリラ豪雨などにより大量の雨水が水路に流入し、道路冠水などの浸水被害が発生。このため、雨水を一時的に貯留する施設の整備を計画した。

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