取手駅西口A街区地区における市街地再開発事業で、A街区再開発ビルの施設計画が一部変更となった。規模を21階建てに縮小し、事業費を177億円に増額。都市計画決定を経て、2025年度に組合設立(事業認可)、26年度に権利変換計画認可を予定。29年度の完成に向け、27年度から着工したい考え。市がビル内に整備する複合公共施設については、基本構想案を12月ごろ公表予定だ。
このほど開催された準備組合の通常総会にて、事業計画の見直し案が可決となった。
A街区再開発ビルの階数を25階建てから21階建てに変更。延べ床面積については約3万800㎡に縮減する。計画戸数200戸に変更はなし。
再開発ビルは非住宅棟と住宅棟で構成し、非住宅棟は1~5階部分で、専有面積は約7100㎡。住宅棟が2~21階部分で、専有面積は約1万4000㎡となる。
本事業は、取手駅西口交通広場に面した約0・6haが対象。準備組合が事業主体となり、事業協力者として大京と戸田建設が手続きを進める。都市計画原案に関する説明会を12日より開催予定。
また、市が非住宅棟の一部を取得し、図書館機能を核とした複合公共施設を整備する。施設規模については図書館機能3000~3500㎡、多目的ラウンジ500~1000㎡、音楽スタジオ・会議室300㎡を見込む。
想定事業費としてイニシャルコスト40~45億円、ランニングコスト年1・5~2億円を想定。
今後は、12月をめどに基本構想案を公表し、パブリックコメントを実施する。
25年度に基本計画・内装基本設計を公表し、26年度の内装実施計画作成・公表を予定している。
内装工事は28年度から2カ年を想定し、29年度の移転・オープンを目指していく。