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群馬県前橋市

前橋市が西部共同調理場で工事実施

2024/10/03 群馬建設新聞

前橋市は西部共同調理場(総社町総社2368-1)の4期目となる大規模改修工事について、年内に一般競争入札での公告を予定している。工種は建築と機械工事に分割する方向性で検討を進めているところ。年内に発注し、実際の施工は2025年度の夏休み期間中となる見込み。大規模改修は、7期までに分けての実施を想定しており、25年度以降も順次工事を推進する。

西部共同調理場はS造2階建て、延べ床面積1638㎡の施設。13校、4760人の給食を調理している。1989年に開設された施設で、市の共同給食調理場の中では最も古い施設となっていることから、老朽化対策の一環として改修工事を計画した。

4期目の工事は、施設1階の北端部にある洗浄室をメインに改修を予定している。洗浄室は、食器や調理器具の洗浄を行うスペースとなる。

建築工事としては、照明のLED化や壁の塗り替え、搬入口となるプラットホーム部分にあるエアカーテンの更新などを実施する。

機械工事は、敷地内にある機械室が対象となる。室内にあるボイラー2台を2台とも更新する。ボイラーの規模などは現況と同等のものを想定している。

2024年度に工事を発注し資機材の確保など準備に充て、実際の工事は25年度の夏休み期間中に実施する。設計は、3期・4期と合わせて山田工務所(前橋市)が作成している。

大規模改修事業は21年度に工事着手。1期目の工事は検収室や食品庫など、2期目は下処理室、調理室での工事を実施した。3期目は調理室などの工事を立見建設(前橋市)が受注している。

25年度以降に残っているのは事務室やトイレなどで、順次設計および施工を推進していく。

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