みどり市は、鹿地内で整備を進める西鹿田グリーンパークでサッカーなどのスポーツ施設以外の公園内の建築物工事を来年度に計画している。着工は2025年7月からを予定しており、完了は26年3月ごろを目指す。予定通りの工期となった場合、工事発注は本年度明け早期が見込まれる。現段階で想定する工事費は、備品などを含まずに約4億円となる。
建設内容は公園管理室や救護室、多目的ルーム、器具庫、トイレ(男性用、女性用、多目的)を内容としたパークステーションや屋根付きのスタンドベンチなど。パークステーションは約200㎡で想定。このほか男性用、女性用、多目的のトイレをパークステーションとは別に2棟で計画している。便器の数などの詳細は設計業務の中で検討を進めていく方針。
これらの施設はサッカーなどのスポーツ利用時だけでなく、公園利用者が利用できる施設とし、利便性を高めた設計業務を行い、公園のにぎわいの拠点となるような施設計画を目指す。設計業務は勝山工務所(前橋市)が手掛ける。
西鹿田グリーンパークは、西鹿田運動場(笠懸町西鹿田1378-1)の北東側で整備を実施。市民ニーズの高い、幅広い年齢層が楽しめる公園としての整備を行っている。事業区域は既存の運動場(約3・3ha)および新設区域を加え6・4haとなり、約9・7haが全体区域となる。なお、現在、グリーンパーク整備事業では整備工事を発注済みで、山藤組・貴船工業・阿左美建設工業JVで工事を進めている。設計は建設技術研究所(東京都中央区)が手掛けた。