水資源機構群馬用水管理所は、高崎市箕郷町にある十文字揚水機場の分解整備工事を計画している。工事は、12月ごろに総合評価落札方式の一般競争入札での公告を予定する。設計については直営で作成した。公告にあたっては、揚排水ポンプ設備の製作・据付、または分解整備を行った施工実績を求める方針。
同揚水機場は、第一揚水機場と第二揚水機場の2カ所に分かれている。両方の施設でポンプや電動機、弁類などを対象に分解整備を実施する。施設を稼働させながらの工事で、2施設を一括しての発注となる。工期については、42カ月を見込んでいる。
それぞれの揚水機場の施設概要としては、第一揚水機場が◇ポンプ3台◇ポンプ口径300㎜×250㎜◇電動機1台あたり270Kw◇総揚水量毎秒0・424立方m-。第二揚水機場は◇ポンプ台数3台◇ポンプ口径250㎜×200㎜◇電動機1台あたり230kW◇総揚水量毎秒0・391立方m-。
同揚水機場の分解整備は、群馬用水管理所が実施する施設改築事業の一環として実施するもの。このほかにも群馬用水庁舎の建て替えおよび改修や、東部揚水機場の改修、双林寺トンネル、流況安定施設や水門の改修工事などを盛り込んでおり、順次工事を推進していく。