県は1日、業務用カスタードクリームを製造するソントン食品工業(江東区、石川紳一郎代表取締役)と、茨城中央工業団地(笠間地区)の土地譲渡契約を締結した。契約額は15億4000万円。面積10万㎡。同社は新たなカスタードクリームの製造工場を建設する。2026年4月ごろ着工し、28年4月ごろの操業開始を予定している。
場所は茨城中央工業団地(笠間地区)の北西部で、笠間市柏井790-1の一部。現在造成工事中で、26年3月に引き渡しとなる見込み。
大井川和彦知事は「将来的には、ソントングループの新たな柱の一つとなるような新規事業の生産拠点として活用される構想もあると伺っており、さらなる設備投資と地元雇用の創出による本県の持続的な発展につながることを期待している」とコメント。
ソントン食品工業の石川代表取締役は、「当該地は石岡工場から距離が近く、一体運営が可能になる。将来的には当社グループの一大拠点として活用してまいる。新工場は『働く魅力と誇りに満ち溢れた』『未来に向けて進化し続ける』『環境にやさしい』をコンセプトに建設を進めてまいる」と意気込んだ。