記事

事業者
茨城県牛久市

牛久市/東猯穴で区画整理/業務代行は大和ハウス/12月に汚水渠公告

2024/10/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 牛久市は、東猯穴町の約10・6haを対象に土地区画整理事業を計画している。年内をめどに組合を設立。認可後は大和ハウス工業茨城支社(つくば市)を業務代行者とし、業務代行方式で整備を実施する方針。2025年4月の着工、28年度施工完了、30年度の換地処分を目標に事業を進めていく。対象区域の外縁に当たる市道1号線では、12月に汚水管渠布設工事を公告する予定だ。

 「竜ヶ崎・牛久都市計画事業・東猯穴土地区画整理事業」の対象となるのが、東猯穴町字山尻、柏木立、行人塚の各一部。全体面積約10・6haを有する。現況としては、公共用地約2%、山林約60%、畑約35%、宅地約3%となっている。

 事業計画では計画人口を約1050人に設定。宅地約5ha、保留地約3haを整備していく。公共施設整備計画では、W6mの区画道路(L2331m)およびW4mの歩行者専用道路(L109m)を整備。他には、公園(A3168㎡)、緑地(A3172㎡)、ポケットパーク(12カ所)、調整池(A4050㎡)などを想定している。また、上下水道や電気・ガスなどのインフラについても整備する計画。

 今後の流れとしては、年内をめどに(仮称)東猯穴土地区画整理組合を設立。設立認可後は、業務代行予定者である大和ハウス工業茨城支社が業務代行者として事業を担当することとなる。30年度の換地処分を目指し、25年4月に着工、26年度には一部使用収益開始、28年度の工事完了と事業を推し進めていく。

 事業費が23億5782万6000円。内訳に関しては▽公共施設整備費=7億362万6000円▽移転・移設補償費=5000万円▽該当事業費=6億1604万4000円▽整地費=1億3853万1000円▽調査設計費=3億7346万1000円▽事務費=1億500万円-など。

 同事業に関連して、地区外に接する市道1号線の汚水管渠布設工事を実施する。工事費として1億円を計上している。12月ごろ一般競争入札で業者を選定。工期は4カ月とし、25年度に繰り越して施工を進める見込み。

 対象が、ひたち野うしく中学校の西側、市道1号線のL978m。φ150㎜およびφ200㎜のVU管を開削工法にて布設する。土被りは最大3m程度。新開発エンジニアリング(牛久市)が設計をまとめた。

東猯穴地区 用途地域計画図

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら