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実技研修で新技術体験/UAVレーザ測量学ぶ/新測協

2024/10/11 新潟建設新聞

 新潟県測量設計業協会(佐治力会長)は8日と9日の2日間にわたり、UAVレーザ測量実技研修会を開催した。講師はドローンスクールを運営する金井度量衡(新潟市中央区)が担当。当日は会員企業10社から17人が参加し、UAVなどによるレーザ測量の知識を学び、操作方法を体験した。

 初日の座学では、ウェブ聴講方式でUAV搭載型レーザスキャナ準則の解説、ジンバル型UAVレーザスキャナの準則対応、SLAMレーザスキャナの活用を学習。2日目の実技では、新潟市西区山田の山田河川公園において、実際にドローンを飛ばしてレーザ測量飛行操作を実習したほか、SLAMレーザスキャナの測量体験を行うなど、最新の測量技術に関する知見を深めた。

 大塚秀一副会長は、ICT活用工事の拡大に伴いレーザ測量を取り巻く環境整備が進んでいるとした上で「協会としても関係機関・団体との連携を取りながら、情報提供や人材育成に取り組んでいるところであり、この研修会でも新技術の普及・啓発に努めていきたい」とあいさつ。今回の研修で学んだ実践的な技術と知識を会社に持ち帰り、今後の仕事で活用することに期待を寄せた。また、近年は従来の地上測量やドローンによる写真撮影、レーザ測量といった新技術に加えて3次元点群測量もあり「今後ますますUAVなどの新技術が活躍する場面は増えてくると考えている。来年2月には基礎から応用まで4コースに分かれた研修を自由に選択して受講できる新技術メニュー選択型の研修会をウェブ聴講方式で開催する」との考えを示した。

【写真=ドローンを飛ばしたレーザ測量実習、SLAMレーザスキャナ測量も体験】

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