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1.6億円超、来月公告/若槻養護校の仮校舎改修など

2024/10/18 長野建設新聞

 17日に開かれた県建設部の建設工事請負人等選定委員会で「若槻養護学校仮校舎改修ほか工事」(長野市上野)の入札参加資格等が決まった。発注規模は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満。発注機関の施設課は「公告は11月中旬までに行いたい」と見通しを示した。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)で、評価項目はきょう18日の総合評価技術委員会で決める。

 若槻養護学校は老朽化や教室の狭隘化といった課題を解消するため全面改築する。設計担当はCOA(東京)。

 今回発注する工事の内容は、仮校舎として使う国立病院機構東長野病院の改修工事(RC造平屋2026㎡)と、仮校舎の南側に整備する音楽堂(W造平屋92㎡)および渡り廊下(S造平屋21㎡)の建設工事。音楽堂については解体・移築が可能な構造とし、改築後は新校舎に移築し再利用する。工期は約210日(債務負担行為設定済)。

 入札参加資格は建築一式949点以上、県内本店、主任(監理)技術者に1級建築士または1級建築施工管理技士配置。

 同事業には9月補正予算で債務負担行為を含め6億2207万円を措置(歳出6026万円、債務負担行為5億6181万円)。今回発注する工事費のほか、仮設プレハブ棟の設置費、東長野病院の施設・駐車場の賃借料、学校敷地にある擁壁の改修に向けた設計費に充てる。仮設プレハブ棟の調達(リース)は若槻養護学校から発注となるもよう。擁壁改修の設計は、予算措置時点では別途発注を想定していたが、COAによる実施設計業務の中で行うこととした。

 なお、新校舎工事(解体、新築)は仮校舎の整備を待って2025年度下半期に着手。27年度中に完成させ、28年4月からの供用開始を目指す。

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