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山梨県峡南建設事務所

10月中に一般競争公告/中之倉トンネル非常用設備改修

2024/10/18 山梨建設新聞

 県峡南建設事務所は、国道300号中之倉トンネル非常用設備改修工事(明許)(余フ)を進める。工事は総合評価方式の一般競争入札を執行して発注となる。入札公告の時期は10月中を予定している。

 身延町中ノ倉地内を走る国道に位置する同トンネルを対象に、電気通信工事を主に進めるもの。

 現在備わる非常用通報設備は、トンネル内で事故などが発生した場合に関係機関へ速やかに通報するために使用されている。現況は、設置されてから経年により古くなった状態にあるという。そのため、今ある設備や機器の入れ替え工事を行い、万が一の事故の際に備える。

 工事では、同トンネル全体に備わる非常用設備を対象とし、押しボタン式の通報装置や電光掲示される表示板などもあわせて更新する。

 今回の改修によって、機能的にもアップグレードした形の設備に取り替える。

 工事に伴う設計業務については建設技術研究所(東京都)が担当してまとめた。成果品はすでに納品済みとなっている。

 工期は現段階で約12カ月間を見込んでいる。

 担当課によると、改修作業にかかる期間よりも電気部品の調達に多くの時間を要するとみており、少し長めの工期が設定されている。

 着手においては繰越措置を行って進め、完了は2025年度中を目指していく。

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