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栃木県道路整備課

県道路整備課、調査費補正、鹿沼環状線千渡北Ⅱが始動、今市氏家線和田は路線測量

2024/10/21 栃木建設新聞

 県道路整備課は、9月補正予算の県単公共事業関連調査費に4000万円を配分。日光市の主要地方道今市氏家線和田工区1000mの歩道を整備するため路線測量費を予算化。一般県道鹿沼環状線は堂下橋南側から主要地方道宇都宮鹿沼線700mを4車線化。千渡北Ⅱ工区の事業化に向け平面図化と公図公募調査に着手する。大田原市の国道461号黒羽バイパスは、1級河川那珂川の新橋架設に伴う地質・土質調査の不足分を補正した。

 今市氏家線和田工区は西側の矢野口工区1200mと東が塩野室工区440mの中抜け区間。両工区とも幅員10mに拡幅し片側に歩道2・5mを確保した交通安全施設整備。補正では路線測量に充当する。

 千渡北工区は将来の4車線化を視野に、国道293号から1級河川武子川を渡河する堂下橋まで暫定2車線による1200mの拡幅改良を進めている。現道は余裕幅のない車道のみ幅員6mの2車線道路。拡幅改良は西側の用地を取得して12・5mを確保する。

 平面図化と公図公募調査に着手するのは、下堂下橋南側から宇都宮鹿沼線まで700m。幅員は都市計画決定幅の25mで4車線。車道3・25m×4車線の両側に歩道3mを確保する計画。宇都宮鹿沼線から南側は4車線整備を完了している。

 千渡北工区の工事は堂下橋北側の改良に加え、武子川の改修断面と整合を図った新橋への架け替え。今年度は上部工に着手する予定。橋長35・8mで上部形式が単純非合成鋼鈑桁。調整池は堂下橋前後の武子川左右岸に各1基の計2カ所を計画した。埋蔵文化財調査を踏まえ整備時期を調整している。

 461号黒羽バイパスは西側が大田原市南金丸の現道から南側に分岐。1級河川松葉川渡河部の下高橋東側で合流する。概算延長が2400m。

 優先整備区間は西側の現道分岐から那珂川橋新橋東側で交差点を形成する主要地方道那須黒羽茂木線まで1730m。一般部の路線測量と道路詳細設計に着手したほか、那珂川橋新橋の予備設計を公募型プロポーザル方式で選考中。11月中旬をめどに設計者を特定する。新橋の概算橋長は230m。

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