新潟県空調衛生工事業協会（新空衛、星野幸作会長）は21日、本年度第１回目の技術研修会を新潟市中央区の新潟テルサで開いた。技術力向上を目的に会員企業の中から中堅技術者を対象に開催したもので、今回27人が参加した。

　冒頭あいさつで長谷川寿一副会長は「技術研修会は新空衛が目指す専門技術の向上のため、そして選ばれる企業となるために開催している」と前置きしながら、全国的に人材不足が大きな課題になっている現状を指摘。「これからは自分たちの自信を持った技術力を駆使して、選ばれる企業になっていかなければならない。（研修会を通じて）いろいろな新しい技術をマスターしていただきたい」と述べ、さらなる技術研さんに期待を寄せた。

　当日は、富士化工中日本営業部北陸営業所長の木戸司氏が「排水用ＧＲＰパイプ」、ダイキンＨＶＡＣソリューション新潟・販売営業グループの池田望夢氏が「Ｒ32変更による日冷工ガイドラインの概要とダイキンが採用する対策」、オーケー器材東京営業部の菅埜学氏が「火なし継手」、ＢＲ設計企画代表取締役の鈴木秀雄氏が「カーボンニュートラル」について、それぞれ説明を行った。

【写真＝中堅技術者を対象に研修を実施した】