吉岡町は、上野田、北下・南下、小倉の3地区で進めている公共下水道農業集落排水事業区域における農業集落排水施設編入事業について、2025年度は北下・南下地区の87・4haの整備を進める。設計は利根設計事務所(前橋市)が手掛けた。
編入事業は県汚水処理計画に基づき行われるもの。町内3地区の農業集落排水施設を廃止し、県が管理する利根川上流流域下水道(県央処理区)へつなぐことによって、維持管理費など町の負担軽減を図る。
25年度の北下・南下地区の編入事業では、主に北下・南下地区農業集落排水処理施設(北下1131-5)の周辺と南下地区の田中交差点付近の2カ所で管路工事を行う。北下地内での管路工事は延長69m、南下地内では延長12・8mを対象に、塩ビ管φ200㎜を使用して整備を行う予定。
26年度には、小倉地区39haの編入のための管路工事とマンホールポンプ更新工事を計画している。
また、用途を終えた各既存処理施設の機械器具などの撤去工事も見込んでいる。撤去後は、避難所や防災倉庫として活用する方針。
24年度は上野田地区の編入事業として、下野田地内でのヒューム管φ200㎜を塩化ビニル管250㎜への布設替え工事1件と、上野田地内での管路工事1件を発注し、飯塚組(吉岡町)と森喜建設(吉岡町)がそれぞれ受注した。また、上野田地内の管路工事1件を24日に開札する予定となっている。さらに、年末までに上野田地内での管路工事1件の発注を計画している。
なお、事業は社会資本整備総合交付金を活用して行う。