県峡南建設事務所は、十谷鬼島線の災害防除工事(1工区)(明許)(余フ)を進める。工事は総合評価方式の一般競争入札を執行して発注となる。近く入札公告を予定している。
富士川町十谷地内を走る同線において、災害防除工事を行うもの。
既設の法面はモルタル吹き付けの上部に網が掛かった状態にある。モルタル吹き付け部分の経年劣化が進んでおり、少しずつ法面が崩れてきているという。
そのため現場では、通行する車両に対して被害が出ないように、H鋼の防護柵を設置して保護している状況にある。
今回の工事では、法面に備わる網を除去した後、モルタル吹き付けの部分に法枠工を新たに設置する。
概要はL約50m。工事によって同線を通行する車両の安全性確保につなげる。
工事に伴う設計業務については富士エンジニアリング(甲府市)が担当してまとめた。
工期には約10カ月間を見込んで進める。繰越措置を行い、完了は2025年内を目指す。
残工事の見通しとして、今回進める法面工事の続きを来年以降に進める予定。さらに、法枠工を進めた後に行う落石防護網の設置工事が今回の発注案件に含まれていないため、来年以降に行う。担当課では予算要望しながら現場の工事進捗を図っていく。