鉾田市は、新庁舎・公共施設等整備基本構想(素案)を公表した。建設候補地として安房南地区など4カ所を選定。施設規模は延べ床面積1万6830~2万1430㎡とし、本体工事費を115~138億円程度と試算している。2031年度の供用開始を目標に、26年度にかけて基本計画を策定。同年度から基本設計、実施設計と進め、28年度から20~30カ月で建設工事を行う想定。
建設候補地エリアが①安房南地区周辺②安房北地区周辺③鉾田南小学校東側交差点周辺④鉾田南小学校東側交差点先周辺-。想定敷地面積は3万8800~4万3800㎡とする。いずれも民有地であり、都市計画区域内、建ぺい率60%、容積率200%。
関係法令による手続きの要否などに基づき、優先順位を設定。①から④の順に用地取得手続きなどを進めていく。
施設の規模は、延べ床面積1万6830~2万1430㎡を想定。
導入機能および延べ床面積については▽市役所(付属庁舎、車庫等含む)=1万~1万2000㎡▽図書館=1600~2000㎡▽中央公民館=1600~2000㎡▽老人福祉センターともえ荘=130~230㎡▽ワークプラザ鉾田=200~300㎡▽保健センター=1100~1500㎡▽防災拠点設備・施設=300~500㎡▽(仮)多目的文化ホール=1900~2900㎡-とする。
駐車場に関しては、台数を計975台、面積2万4675㎡(ロータリー、駐輪場、歩行者用通路含む)とした。
さらに、緑地面積として6293~7560㎡(広場、調整池含む)を見込む。
概算工事費としては、新庁舎部分が約55~66億円、公共施設等について60~72億円程度と試算。合計の本体工事費は約115~138億円とした。
新庁舎・公共施設等整備事業は、現庁舎(鉾田144-1)の老朽化対応や公共施設保有量の削減を目的に、一体的に整備を行うもの。
今後は、パブリックコメントや市民説明会を経て、整備に向けた基本構想を策定する。
年度内に基本計画検討委員会を立ち上げ、26年度にかけて基本計画を策定する。同年度には基本設計、27年度に実施設計と進めていき、28年度から20~30カ月で建設工事を行う想定としている。
一体整備に併せて、インフラ整備や民間活力の導入など、周辺整備も進めていく方針だ。