県桐生森林事務所はみどり市大間々町下神梅の日光町地内で流路工を計画しており、近く指名競争入札での発注を予定する。工期は約4カ月を見込んでいる。
工事は延長95・3mの区間で三面張流路工(コンクリート)延長67・3m、受口部(コンクリート)延長18・9m、帯工(コンクリート)5基を予定。また、計画流路工幅に合わせて、既設谷止工の放水路幅を3mから2mに改修する。設計は群馬県森林・緑整備基金(榛東村)が手掛けた。
施工箇所は渡良瀬川の右岸に位置する支流で、2022年8月の集中豪雨により土砂が流出し、下流の人家が浸水する被害が発生した。このため、既設谷止工間を流路工で繋ぎ、渓岸浸食による土砂の流出防止を図ることにで、災害から下流の人家や国道を保全する目的で計画された。
同地内の流路工整備は全体で209・5mの延長で、23年度から工事に着手し延長59・6mが完成済み。施工は金子建設(みどり市)が手掛けた。現段階においては、25年度で全体計画の完了を見込む。施工延長は54・6mを予定しているが、詳しい整備内容についてはこれからの検討により決定する。