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群馬県太田市

太田市は新田庁舎で改修工事に着手

2024/10/30 群馬建設新聞


太田市は、2025年度から新規事業として新田庁舎の大規模修繕工事に着手する。2カ年で計画しており、第1次実施計画で工事費など1億4565万円の算出している。

新田庁舎(新田金井町29)は現在、1階部分に農政部農業政策課、農村整備課、農業委員会事務所、群馬県土地改良事業団体連合会東部事業所などが設置。2階は主に会議室として活用されており、3階はホールなどをおおた芸術学校が使用している。庁舎に隣接する形で、太田西複合拠点公共施設の建築が進んでいるほか、スケートパーク整備が行われた。

太田西複合拠点公共施設の建設後に、新田庁舎機能が複合拠点公共施設に移設されるか否かが検討されており、移設する場合には解体する方針としていたが、最終的に機能移転をしない計画となったため、今後、優先順位を付けながら長寿命化を図ることとした。

新田庁舎は1977年に竣工し、旧新田町役場として建設された。建物はRC造一部S造3階建てで、延べ床面積4840㎡。現段階で想定する工事は建設時に設置された以降、改修されていない老朽化が著しい空調設備がメインとなりそう。また、照明改修工事や床も老朽化しているために改修を見込む。設計業務は直営で手掛ける方針で、来年度に本格化し、詳細な工事内容を決定していく。事業費の内訳は2025年度が6650万円、26年度が7915万円とした。

なお、新田庁舎はこれまで、13年度に耐震補強工事を実施しており、耐震化は行われている。施工は金井工事(太田市)が行った。また、外壁屋上防水改修工事についても同年度に別工事として金井工事が手掛けている。

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