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厚生労働省新潟労働局

子育て、不妊治療支援企業の最上位認定書を小柳建設に交付

2024/10/31 新潟建設新聞

 厚生労働省新潟労働局は、小柳建設(三条市)を子育てと仕事の両立に加えて、不妊治療支援に取り組む企業の最上位認定となる「プラチナくるみんプラス」認定企業とした。建設業として初の認定であり、県内全産業を含めても2社目となる。29日には、新潟労働局で認定通知書の交付式が執り行われ、千葉茂雄局長から小柳卓蔵社長に認定書が手渡された。

 交付式で小柳社長は、「社員たちが社内の課題を広い集め、休暇制度などを制度として機能させたもの。制度だけあっても機能しなければ意味がない。認定を受けるためではなく、既存の社員、これから入ってくる社員たちにも制度を伝えていく。社内外に情報を発信していくことが重要」とし、「できないと思っていては、いつまでもできない。できると思うことが、まず第一歩。実際に建設業でもできており、うちができれば他の中小企業にもできるはず」と語る。

 プラチナくるみんプラスは、育児休業や雇用環境の整備など次世代法に基づく計画を策定し、達成するなど一定の要件を満たす場合に「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定する「くるみん認定」の最上位認定に加えて、不妊治療等のための休暇制度や時間単位の有給休暇、在宅勤務制度および社員への制度周知などの取り組みを認定する。

 同社は、2020年に「くるみん認定」、22年に「プラチナくるみん認定」を取得。さまざまな就労環境改善に取り組んだ結果、採用には20~40人程度応募があるという。

 新潟労働局の千葉局長は「今後の取り組みの成果に期待している。広く発信していただきたい」とした。

【写真=小柳社長(左)に認定書を交付】

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