国交省甲府河川国道事務所は、R6中部横断道(富沢六郷)水文調査業務を予定している。同業務は簡易公募型競争入札を執行して発注となる。公告の時期は11月上旬を目指す。
内容は、該当する範囲の地下水調査や水質分析、解析評価および対策の検討を行うもの。
対象箇所は、南部町福士地内に位置する中部横断自動車道の富沢ICから、市川三郷町宮原にある六郷ICまでの範囲での調査を予定している。
このうちの地下水調査では、対象となる範囲に既存する沢や井戸において、沢の水の流量観測を行うほか、井戸の地下水位を計測する作業を進める。
水質分析では沢や井戸から採水を行って、現在の水質状況を調べるための水質試験を行う。
今回の調査業務により、中部横断自動車道が全線供用されて以降、地質に係る変化の有無などを把握する。
同事務所では地下水の調査や水質分析の結果を整理したのち、現在の状況を評価したうえで異常などが確認された場合は、速やかに対策を検討していく方向。
同業務の履行期限については、約13カ月間を見込んでいる。翌年度にまたがる業務となるための手続きを行い、2025年中の完了を目指す。