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唐柏3号橋建設に着手 新山梨環状道路

2024/11/01 山梨建設新聞

 新山梨環状道路(東部区間2期)の建設で県は、唐柏3号橋の下部工に着手する。隣接工区との調整が必要なものを除く4基を計画。年内に一般競争入札を公告する見通しだ。県は国の補正予算による事業費増額を見据え、年度内にさらに下部工が発注できるよう準備を進めている。

 現場は石和西小の北側。更地となった用地が国道20号方面へと続いており、両脇にぶどう棚などが広がる。近隣では先行して発注された唐柏1号橋の準備工が始まっている。

 県道路整備課と県新環状道路建設事務所によると、今回発注する下部工は唐柏1号橋と同様の張出式の橋脚。隣接工区に関わる設計や照査が残っている下部工を除き、着工する。これまで「径間値を大体30数mと同じ位に取っており、上部工の幅員も同じ」(同事務所担当、以下同)ことを踏まえ、下部工1基当たりのボリュームはランプ部を除き150立方m規模を想定。場所打ち杭で、今回はΦ1500㎜、L25m前後を計16本使用する予定だ。

 設計はパシフィックコンサルタンツが手掛けた。工期にフレックス方式を採用する方向だが、詳しい期間などは検討中という。

 本年度の同環状道路のさらなる下部工の発注については「前倒しできるものは前倒しして発注していきたい。設計が完了次第、発注見通しを更新し、年度内の発注を目指し準備を進める」としている。

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