国土交通省は8日、優良緑地確保計画認定(TSUNAG認定)の事前相談・申請受付を開始する。29日までの日程としており、12月から2025年2月に審査を行い、初回の認定は3月中に行うことになる。民間事業者等による良質な緑地確保の取り組みの価値を見える化する。
申請手順は、申請書案など書類を提出して申請受け付けを行うと、予備審査に進み、事務局および審査委員により書類の確認、必要に応じて内容確認、不足書類の提出などを求める。予備審査を通過すると本申請で、申請書を含む書類と申請手数料の120万円を納付する。本審査は事務局が書類を確認し、審査委員会で審査を行う。本審査結果を踏まえて国土交通大臣が認定し、申請者へ通知し内容を公表する。
認定の対象となる取り組みは、気候変動への対応、生物多様性の確保、Well―beingの向上などへの貢献から地域の価値向上を図る良質な緑地の確保。
対象事業は民間事業者等(地方公共団体含む)が主体となる▽新たに緑地を創出・管理▽既存緑地の質確保・向上―で、計画を評価して認定する。対象エリアは都市計画区域等の緑地を含む敷地など。緑地の規模は区域における緑地面積1000㎡以上で区域に占める緑地割合10%以上。従前より緑地が減る事業は認定対象にならないなどの規定がある。
また、認定バッジも緑地の量、緑地の質の双方から採点し、星3つのトリプルスター、2つのダブルスター、1つのシングルスターの3ランク付けで評価する。